管理栄養士、分子栄養カウンセラーのそのべひろみです。
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歯みがきの時、歯茎から出血するってことはありませんか?
それはもしかしたら、ビタミンCの不足からなるものかもしれません・・・!
壊血病とは
管理栄養士や専門家の皆さんなら勉強したことがあると思います。
ビタミンCの欠乏症、それは壊血病です。
壊血病とは、ビタミンCの欠乏によって、臓器の血管が破裂し、出血することによってひどい場合は死に至ることもある大変な病気です。
16~18世紀の大航海時代に、船で長旅をすることで、新鮮な野菜や果物が食べれない時期が続き、船員がバタバタと倒れていったんですね。
その原因が壊血病だったとされています。
ただ、現代だとほぼないから、大して気にしなくていいよ〜、一応知識として入れておいてね〜、くらいに学校では習いました。
が、実は現代もプチ壊血病の方が多くいらっしゃいます。
現代のプチ壊血病
壊血病=出血 とざっくり覚えておくと良いでしょう。
主な壊血病の症状として、
- 皮膚や粘膜からの出血
- 歯肉からの出血や、歯肉炎、歯が抜ける
- 脱力感、体重の減少、貧血
- 関節炎
- 傷のなおりが遅くなる
こどもだと、歯や骨の発生障害や変形が起こるともいわれています。
「歯みがきのときに、歯茎から出血する」は、ビタミンCが不足しているわかりやすい症状です。
そのほかには、「ぶつけた覚えがないのに気づいたら青あざができてる」というのもビタミンC不足を疑います。
ビタミンCはコラーゲンを作るために必須
なぜ、ビタミンCが不足すると出血が起こるかというと、ビタミンCはコラーゲンを作るのに必要です。
コラーゲンは、細胞と細胞のつなぐ役目をしています。
血管もコラーゲンでつながった細胞でできています。
つまり、コラーゲンができないと血管がもろくなり、出血しやすくなります。
そのため、ビタミンCが不足することでコラーゲンが作られないと、出血が起きてしまうんですね。
ビタミンCの使い過ぎを減らすには
わたしも分子栄養学を学んでビタミンCをせっせと補給するまでは、歯みがきの時に出血するのが普通になっていた時期がありました。
歯茎のなんかの問題かしら・・・と思っていたのですが、今はまったくないのでビタミンCの欠乏だったかなぁと思っています。
ビタミンCは、副腎疲労の人は欠乏気味なので、(副腎はビタミンCの要求量が多い)それもあるな・・・。
ビタミンC不足は、とっていない不足だけでなく、使い過ぎの不足もあります。
使い過ぎている人の場合は、サプリで足していくことももちろん大切ですが、根本的になぜビタミンCを使い過ぎているのか?
そこを改善していかないと、サプリがないと生きていけない〜!な人になってしまいますので要注意。
ビタミンCサプリの基本的な摂り方については、こちらの記事でまとめていますのでご参考にしてみてください。
投稿者プロフィール
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管理栄養士/PNTトレーナー/臨床分子栄養医学カウンセラー
病院栄養士、陸上実業団専属栄養士を経て独立。二児の母。
難しい栄養学を「誰もが腑に落ちる栄養学」にしてお伝えしています。
分子栄養.コンディショナー養成講座主宰。
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