中鎖脂肪酸 MCTパウダーはじめました!

MCTパウダー 摂り方 ブログ

管理栄養士、分子栄養カウンセラーのそのべひろみです。

プロフィールはこちら

みなさん、MCTって知っていますか?

MCT=中鎖脂肪酸。

Mはmedium(ミディアム)のMです。

アイハーブでも売ってますが、スーパーでも売っていますね。

MCTオイル
Nature’s Way, オーガニックMCTオイル、480ml

油(脂肪酸)は、炭素(C)の数で、短鎖、中鎖、長鎖と分けられます

この中鎖脂肪酸が多く入っている油で代表的なものはココナッツオイルです。

ココナッツオイルとMCTオイルの違い

ココナッツオイルの成分は、

  • カプロン酸(C6)
  • カプリル酸(C8)
  • カプリン酸(C10)
  • ラウリン酸(C12)多
  • 長鎖脂肪酸(C14〜C18)

そのうちのカプリル酸(C8)とカプリン酸(C10)のみを抽出したものがMCTオイルと呼ばれるものなのです。

(ココナッツオイルは中鎖脂肪酸に分類されますが、長鎖脂肪酸も含まれているんですね!)

ココナッツオイルとMCTオイル

いわゆる植物油といわれるオリーブオイルやなたね油、米油、ごま油、魚油、亜麻仁油やえごま油は、「長鎖脂肪酸」に分類されます。

中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸よりも、体に簡単に吸収されます

(ここで詳しい説明は省きますが、MCTは長鎖脂肪酸が吸収される複雑な経路をすっ飛ばしてエネルギーになります。)

中鎖脂肪酸の特徴として

  • エネルギーになりやすい
  • 体脂肪になりにくい
  • 抗菌・抗真菌作用
  • 抗炎症作用
  • 抗肥満作用

があります。

MCTがオススメな人

どのような人にオススメかというと

  • 副腎疲労で低血糖
  • 脂っこいものが苦手(うまく消化できない)
  • 慢性疲労
  • 油物をたくさんとりすぎてしまう
  • 甘いものをたくさん食べてしまう

などの人でしょうか。

特に、MCTは糖質並みにすばやくエネルギーになります

そのため、すぐ疲れてしまう、甘いものを欲する、という人には特にオススメです。

ココナッツオイルとの違い

ココナッツオイルは、中鎖脂肪酸以外の脂肪酸も含まれているため、エネルギー効率の効果がより感じられるのはMCTになります。

一番多く含まれるラウリン酸には、

抗菌・抗真菌作用はありますので、腸や口腔カンジダの予防に役立ちますね。

MCTパウダー

MCTオイルも良いのですが、実はわたしはあまりサラダが好きでなく(笑)

以前、亜麻仁油やえごま油を何かにかけたりもしてたのですが

オイルだとどうしてもかけ忘れちゃう。

ということで、MCT(オイル)パウダーを使ってみることにしました!

MCTパウダー&オイルの摂り方

MCTパウダーやオイルは、最初からエネルギーになるからと言って大量に摂取してしまうと胃が焼けたように熱くなったり、吐き気がしたりすることもあります。

腸内浸透圧が急激に変わることが原因。

そのため、どちらも小さじ1程度から、食後または食事と一緒に摂ります

小さじ1でパウダーだと3g程度、オイルだと5g程度になります。

空腹時にはとらない方が無難です。

だんだん増やしていって、1日(1回)30~40gと増やしていくこともできるんだそう。

わたしはまだそこまでいっていないので、実験してみます。

《摂る量》小さじ1から始める

《摂るタイミング》空腹はNG。食後または食事と一緒に。

Youtubeにも載せました^^
チャンネル登録お願いします♩

こどもには?

ココナッツオイルに関しては、性ホルモンを阻害する作用があるとわかっています。

大人では、特に男性の老化現象ともいわれる前立腺肥大の抑制に効果があります。

そのため、成長期のこどもに対してはココナッツオイルを積極的にとらせるのはちょっとどうかな、と思います。

前立腺肥大の抑制にはノコギリヤシが有名ですが、ココナッツオイルはノコギリヤシよりも効果が高いそう。

ノコギリヤシとココナッツオイルのどの脂肪酸が、前立腺肥大抑制をしているのかがちょっと調べてもわからなかったので、

カプリル酸とカプリン酸で作られているMCTに関しては何とも言えません。

ただ私としては、こども特に、何か疾病や症状があるわけでなければ、

サプリメント<食事、を重要視していきたいと思っています。

たまにお菓子作りにココナッツオイルを使ったりするのはアリだと思いますが、

わざわざスプーンで毎日ココナッツオイルやMCTを摂らせる必要はないかなと思いますよ。

夜間低血糖と副腎疲労がまだもう少し抜けない私の、エネルギー補給にMCT使っていきたいと思います!

投稿者プロフィール

そのべひろみ.
そのべひろみ.
管理栄養士/PNTトレーナー/臨床分子栄養医学カウンセラー
病院栄養士、陸上実業団専属栄養士を経て独立。二児の母。

難しい栄養学を「誰もが腑に落ちる栄養学」にしてお伝えしています。
分子栄養.コンディショナー養成講座主宰。
詳しいプロフィールはこちら
タイトルとURLをコピーしました